1948-12-10 第4回国会 参議院 本会議 第8号
(「牽強附会だよ」と呼ぶものあり)私は我が國経済政策の総合企画廳たる安本の最高指導者として國家経済を最も正しく知つておられる泉山長官は、この際民自党の希望経済は希望経済といたしまして、事実を以て実行できる経済政策の限界或いは時期方法を具体的に明示することこそ、國民をして過まちなく正しい方向に導くものなりと考えるものであります。
(「牽強附会だよ」と呼ぶものあり)私は我が國経済政策の総合企画廳たる安本の最高指導者として國家経済を最も正しく知つておられる泉山長官は、この際民自党の希望経済は希望経済といたしまして、事実を以て実行できる経済政策の限界或いは時期方法を具体的に明示することこそ、國民をして過まちなく正しい方向に導くものなりと考えるものであります。
又泉山長官は、経済復興計画の立案を急がれておるが、この目標として、國際收支の均衡を確保し、國民経済を自立せしめるためには、我が國の置かれている内外の情勢から異常の努力を要する旨を述べられておるのであります。
又泉山長官の演説は、一應財政経済上の諸問題について触れてはいるのであります。併しながらその触れた諸問題について果してどれだけ誠意を以てこれを実現するかという、その誠意が見られないのであります。
一昨日の本議場における泉山長官の御演説、経済並びに財政施策に対する御演説を拜聽いたしたのでありまするが、或る部分を承わつておりますというと、これは我が党の政策を述べておられるのではないかな、こういつたようなことを実は感じたのであかます。